公益社団法人日本技術士会東北本部
宮城県支部 支部長 遠藤敏雄



 本年7月6日の(公社)日本技術士会東北本部年次大会において、宮城県支部長に就任しました遠藤敏雄でございます。前任である藤島支部長の任期満了に伴う役員改選が行われ、宮城県支部長に任命されました。任期は平成31年までの2年間委嘱となります。これまで、東北本部建設部会長として6年間就任し、東日本大震災の復旧・復興を中心に活動して参りました。震災の現場視察や復旧復興の課題などの講演会を開催し、多くの会員に賛同を頂いたことに感謝を申し上げます。これから、宮城県支部長として、藤島前支部長の引かれた路線を踏襲しながら活動を行なって参りますのでどうぞ宜しく御願い申し上げます。
 宮城県支部はH24年3月に設立されました。前支部長の藤島様は初代支部長として、支部設立や組織の運営にご尽力を頂き、今年の東北本部年次大会まで就任して頂きました。この功績に感謝と敬意を申し上げます。
 本年の宮城県支部年次大会は統括本部三浦理事、東北本部から吉川本部長をお招きし、7月21日に開催しました。H28年度の事業報告と会計報告、H29年度事業計画と予算について報告し、承認されております。また、新幹事6名を含む20人の幹事を紹介し承認を得ました。5つの委員会(総務企画、広報、防災、環境、技術、豊年技術士懇談会)の活動の基で運営して参りますのでご協力とご支援を賜りますよう御願い致します。
 平成26年7月4日に国土交通省から公表された「国土のグランドデザイン2050」では、我が国の2つの大きな危機として、急速に進む人口減少と首都直下地震や南海トラフ巨大地震等の巨大災害の切迫性が指摘されています。いずれも、対応を誤れば国家の存亡にも関わる恐れがあるとされています。
 人口減少、少子化、高齢化問題は誰もが知ることですが、残念ながら「少子化」は止まりようが無い。また、高齢化は現存する人が年を重ねるだけなので避けようがない。特に東北地方の自治体は人口流出も伴い深刻な状態に陥ると予想されています。1kmメッシュでみると東北圏は2050には居住地域の68%の地点で人口が半減し、17%が無居住化し地域が消滅すると予測されています。全国の地方部でも大差なく、全国的に地域が維持できなくなり、消滅する自治体が数多く発生するという指摘があります。一方で、東京をはじめとする大都市では出生率が低い状態が続いておりこのまま推移すれば、人口は限りなくゼロに近づいていき、社会全体の持続性可能性が失われてしまうことになります。
 東日本大震災の発生や容赦なく繰り返し襲っている記録的な風水害で、国土の脆弱性を再認識することになりました。その国土に、首都直下地震や南海トラフ巨大地震等の巨大災害の切迫性が指摘されています。この問題に、私たち技術士は広い分野の専門的知識を結集し、積極的に関わって行く必要があると認識しております。
 宮城県支部では東日本大震災からの復興を最優先に取り組みつつ、人口減少や災害対策に積極的に議論を進めたいと考えています。また、昨年締結した宮城県との災害協定を有効に機動する様、地震・火山・風水害など災害の予防・事後対策も含めて、技術士会ならではの支援策を具体化し、期待に応えられますよう取り組んで参りたいと思います。
 統轄本部、東北本部、各県支部の皆様及び宮城県支部会員の皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。