公益社団法人 日本技術士会東北本部 宮城県支部長のあいさつ

宮城県支部長 遠藤敏雄

 当支部の第11回年次大会が令和4年6月3日に開催され、滞りなく議事が審議され承諾されておりますことをご報告致します。
 宮城県支部は、平成14年10月に前身である社団法人)宮城県技術士協会として設立され、平成23年4月に日本技術士会の組織改革を経て、公益社団法人)日本技術士会となったため、翌年の平成24年3月15日に現在の、公益社団法人)日本技術士会東北本部宮城県支部と成りました。宮城県支部の前身である技術士協会設立から20周年、現在の支部設立から10周年を迎えました。
 令和3年度の事業執行は、コロナ禍の影響をまともに受けましたが、工夫を重ね何とか遂行できたと思っております。現在は重症化リスクが低い変異型の感染が中心になりつつあり、感染防止対策は緩和されてきておりますが、国や県・市の指導を厳守しながら、感染防止に取り組み、本年度の事業執行に当たって参りますので、ご協力をお願い申し上げます。
 年次大会をはじめとする様々な研修会・講習会等の会議体は、対面とWeb併用で開催する事として、環境を整えて参りました。未だ完全とは言えませんが、Web併用方式が定着したと思っております。今年度以降も、コロナ感染有無に拘わらず、多くの会員の参画が可能なように、Web併用で進めて参りたいと考えております。
 支部活動は、東北本部の事業と整合を取りながら連携する事で、宮城県支部の役割を果たし、東北全体の公益の利益を得るよう心掛けております。昨年度は日韓技術士国際会議が仙台で開催されたことから、多くの支部会員に参画を頂き、無事、成功裏に収めることが出来ました。心から感謝を申し上げます。
 昨年の年次大会で公約しました「支部会員の表彰」は、運用細則を策定し初の表彰授与式を挙行することが出来ました。授与式では2名に表彰状授与、3名に感謝状贈呈を行いました。来年度以降も継続して挙行して参ります。
 日本技術士会では、本年3月に組織行動規範を策定しました。公益法人としての適正なガバナンスの下、会員が目的意識をもって生き生きと活動できる組織となるために、日本技術士会の社会的使命を経営理念として明確化するとともに、役員、会員と職員が組織活動において常に立ち返るべき行動の拠り所を日本技術士会行動規範として策定されたものです。この規範を受けて、これまでの地域組織を含む組織運営に関する規則の制定や改訂を進めており、社会においても会員にとっても、より魅力のある技術士会となる事が期待されます。
 現在の大きな時勢の流れを鑑みて、宮城県支部の事業が「活力ある地域」創りに貢献できるよう邁進して参りますので、会員の皆様のご協力とご支援をよろしくお願い申し上げます。
以上