第17回環境対応セミナー

2021年09月08日

– (仮題)震災から10年 海と漁村の現状 – 東北大学大学院教授 博士(農学) 片山 知史 氏
テーマ設定の背景
東日本大震災後の岩手県、宮城県における沿岸漁業の生産量は,震災前平均の70~80%以上に回復している。しかし10年経過した漁村の姿を見ると、低地利用は疎らとなってしまった。 人口流出に伴い、生活インフラ等の利便性も低下している。2015/2010の減少割合をみると、女川町37%、南三陸町29%、大槌町23%を始め、沿岸部では20%以上も減少した市町村が少なくない。 リアス海岸の小規模集落(浜レベル)では消滅の可能性すらある。高台移転や壮大な居住エリアの作り変えのための10年規模の造成工事の裏側で、住民の多くは浜に戻らないこと選択している。 これらを考えれば、漁村の主体である漁業者や水産関係者を漁村で生業を維持できるように、また事後の取り組みをスムーズに進めるためにも、 漁村コミュニティーと市町村による事前防災と事前復興づくりに関する合意形成に向けた議論が平時から行われる必要があると思われる。
●日 時:令和3年10月15日(金) 14:30~16:30 ●会 場:仙台市市民活動サポートセンター(6階セミナーホール)      仙台市青葉区一番町四丁目1-3 TEL:022-212-3010 ●対 象:一般の方および官公庁、学校関係者、企業の方等、どなたでも参加できます ●定 員:45名(※新型コロナウイルス対応のため、参加人数を絞らせていただいております。) ●参加費:無料 ●締切日:令和3年10月12日(火) ●主  催:(公社)日本技術士会 東北本部 宮城県支部 環境委員会 ●申込方法・問合わせ:裏面の申込書に必要事項をご記入の上、            FAXにて「事務局」までお申込ください。また、E-mailでも受付いたします。   ◆(公社)日本技術士会 東北本部 宮城県支部 事務局            TEL 022-723-3755  FAX 022-723-3812            E-mail tohokugijutushi@nifty.com
●プログラム:
時 間項目内容
14:30~14:40開会の辞・(司会)宮城県支部 環境委員会 上村 惠也
主催者挨拶等・宮城県支部 支部長 遠藤 敏雄
14:40~16:10講 演演題:(仮題)震災から10年 海と漁村の現状 講師:東北大学大学院教授 博士(農学) 片山 知史(KATAYAMA Satoshi)様 <経歴> 東京都出身。東北大学農学部卒業 東北大学農学部助手、水研センター中央水研・室長を経て、2011年4月より現職。 日本水産学会副編集委員長、水産政策委員長、水産海洋学会理事、北日本漁業経済学会理事、水産増殖学会副会長。
16:10~16:25質疑応答
16:25~16:30閉会の辞・宮城県支部 環境委員会委員長 山本 真之
  ●会場のご案内
  • 地下鉄広瀬通駅 西5番出口すぐ
  • 市営バス「商工会議所前」徒歩3分
●ご来館には公共交通機関をご利用ください。 ●新型コロナウイルス対応のため、以下のご協力をお願いいたします。
  • ・ご参加者はマスク着用にてお願いします。
  • ・「3密」を回避するため、参加人数を例年よりも絞らせていただいております。
  • ・当日、会場入口にて検温をさせていただきます。
なお、熱のある方には参加をご遠慮いただく場合がありますので、ご了承ください。

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