第15回環境対応セミナー

2019年09月09日

– 森林動物との共存を科学する – 山形大学学術研究院(農学部配置)准教授 博士(農学)  江成 広斗氏
テーマ設定の背景
日本の山林に生息する大型哺乳類の多くは各地で乱獲され、生息地を奪われていったという歴史を経験してきました。その爪痕は、哺乳類各種の分布の分断や消失という形で、各地で今なお残されており、特に東北地方では顕著です。 高度経済成長期以降、森林の過少利用(アンダーユース)が急速に進行した結果、生息地となる森林は回復しつつあり、これに伴って様々な哺乳類の分布回復が現在顕著にみられるようになってきました。しかし、こうした「回復」は、農林業被害や生活被害をもたらすため、人の視点からは好適に評価されることは少ないのが現況です。 本発表では、森林動物との共存に関するこうした問題を、人と動物の双方の視点から包括的に解決に導くための野生動物管理の試みを紹介し、未曽有の「縮む社会」という不可逆的な時代変化も直視するなかで、森林動物との新たなつきあい方を提案します。
●日 時:令和元年10月25日(金) 15:00~17:00 ●会 場:仙台市市民活動サポートセンター(6階セミナーホール)      仙台市青葉区一番町四丁目1-3 TEL:022-212-3010 ●対 象:一般の方および官公庁、学校関係者、企業の方等、どなたでも参加できます ●定 員:70名(※定員になりしだい締め切ります) ●参加費:無料 ●締切日:令和元年10月21日(月) ●主  催:(公社)日本技術士会 東北本部 宮城県支部 環境委員会 ●申込方法・問合わせ:裏面の申込書に必要事項をご記入の上、            FAXにて「事務局」までお申込ください。また、E-mailでも受付いたします。   ◆(公社)日本技術士会 東北本部 宮城県支部 事務局            TEL 022-723-3755  FAX 022-723-3812            E-mail tohokugijutushi@nifty.com
●プログラム:
時 間項目内容
14:45~15:00開会の辞・(司会)宮城県支部 環境委員会 上村 惠也
主催者挨拶等・宮城県支部 副支部長兼技術委員会委員長 柳沢 新市
15:00~16:30講 演演題:森林動物との共存を科学する 講師:山形大学学術研究院(農学部配置)准教授 博士(農学) 江成 広斗(Hiroto Enari)様 <経歴> 大阪府出身 東京農工大学、同大学院を経て、2007年京都大学、2009年宇都宮大学、2013年より山形大学准教授(現職)。 なお、岩手大学大学院連合農学研究科 准教授を兼務。
16:30~16:45質疑応答
16:45~17:00閉会の辞・宮城県支部 環境委員会委員長 山本 真之

会場のご案内
  • 地下鉄広瀬通駅 西5番出口すぐ
  • 市営バス「商工会議所前」徒歩3分
※ ご来館には公共交通機関をご利用ください。

申込書はこちらからダウンロード 第15回環境対応セミナーチラシ.doc 第15回環境対応セミナーチラシ.pdf